所得税の計算ツール|令和8年分の速算表と基礎控除104万円に対応

年収(給与収入)または所得金額から、2026年(令和8年分)の所得税と復興特別所得税を計算します。令和8年度税制改正で引き上げられた基礎控除(最大104万円)と給与所得控除の最低保障額74万円に対応しています。たとえば年収500万円・独身の会社員(社会保険料は自動概算で723,132円)なら、2026年分の所得税は9万1,600円で、同じ条件の2025年分(12万500円)より2万8,900円少なくなります。

所得税の計算ツール(2026年・令和8年分)

基礎控除・給与所得控除の改正後の年税額・基準日 2026年10月13日

収入の種類
円
賞与を含む1年間の支払金額
円
事業所得なら売上−経費(青色申告特別控除後)
円
給与なら空欄で自動概算。自営業は国民年金・国保の年額

家族と控除(該当する場合)

配偶者の給与収入が136万円以下の場合。それを超える場合は配偶者特別控除の計算ツールへ
人
人
円
iDeCo・生命保険料控除・医療費控除などの合計
所得税+復興特別所得税(年額)
–
所得税(基準所得税額)
–
復興特別所得税(2.1%)
–
課税所得金額
–
適用される税率
–
基礎控除
–
合計所得金額
–
社会保険料控除
–
2025年分のルールなら
–
収入に対する税額の割合
–

年末調整後の1年分の税額です。住宅ローン控除・配当控除などの税額控除は含みません。

所得税の計算方法

  • 給与所得=給与収入−給与所得控除(2026年分は収入220万円以下なら一律74万円)。自営業なら売上−必要経費(−青色申告特別控除)が事業所得です。
  • 課税所得金額=合計所得金額−所得控除(基礎控除・社会保険料控除・配偶者控除・扶養控除など)。1,000円未満は切り捨て。
  • 所得税(基準所得税額)=課税所得金額×税率−控除額(下の速算表)。
  • 復興特別所得税=基準所得税額×2.1%。所得税と合わせた額の100円未満を切り捨てたものが年税額です。

所得税の速算表(2026年分)

課税所得金額税率控除額
1,000円〜194万9,000円5%0円
195万円〜329万9,000円10%9万7,500円
330万円〜694万9,000円20%42万7,500円
695万円〜899万9,000円23%63万6,000円
900万円〜1,799万9,000円33%153万6,000円
1,800万円〜3,999万9,000円40%279万6,000円
4,000万円以上45%479万6,000円

たとえば課税所得金額が400万円なら、400万円×20%−42万7,500円=37万2,500円が基準所得税額で、これに2.1%の復興特別所得税を加えた38万300円(100円未満切り捨て)が年税額です。

2026年分の基礎控除と給与所得控除

令和8年度税制改正で、所得税の基礎控除の本則が58万円から62万円に上がり、合計所得655万円以下の人には2026・2027年分の上乗せがあります。給与所得控除の最低保障額も65万円から74万円(うち5万円は2026・2027年分の特例)になりました。改正は2026年12月1日施行で、2026年分の年末調整から反映されます(11月までの毎月の源泉徴収額は変わりません)。

所得税の基礎控除(国税庁「源泉所得税の改正のあらまし」令和8年4月)
合計所得金額給与収入の目安(2026年分)基礎控除 2026・2027年分2025年分2028年分以後
132万円以下206万円以下104万円95万円99万円
132万円超 336万円以下475万1,999円以下104万円88万円62万円
336万円超 489万円以下665万5,556円以下104万円68万円62万円
489万円超 655万円以下850万円以下67万円63万円62万円
655万円超 2,350万円以下2,545万円以下62万円58万円62万円
2,350万円超 2,400万円以下48万円48万円48万円
2,400万円超 2,450万円以下32万円32万円32万円
2,450万円超 2,500万円以下16万円16万円16万円

給与だけの人なら、2026年分は年収178万円(給与所得控除74万円+基礎控除104万円)まで所得税がかかりません。いわゆる「103万円の壁」は2025年分で160万円、2026年分で178万円に上がりました。

年収別の所得税(2025年分と2026年分)

独身・扶養なしの会社員で、社会保険料を協会けんぽ東京・40歳未満の料率で概算した場合の年税額です。減税額が大きいのは合計所得336万円超489万円以下(年収約475万〜665万円)の人で、基礎控除が68万円から104万円へ36万円増えます。年収850万円を超える人は、基礎控除の本則の引上げ(4万円)の分だけ税額が下がります。

年収社会保険料(概算)2025年分2026年分減税額
150万円222,048円0円0円0円
200万円299,460円3,500円0円3,500円
300万円457,728円34,800円26,600円8,200円
400万円598,956円65,300円57,200円8,100円
500万円723,132円120,500円91,600円28,900円
600万円881,400円186,100円149,300円36,800円
800万円1,164,960円442,600円434,400円8,200円
1,000万円1,265,676円830,300円822,200円8,100円
1,500万円1,556,784円2,108,600円2,095,100円13,500円

自営業などで合計所得金額400万円・社会保険料(国民年金と国保)60万円の場合は、2026年分の所得税は14万1,400円です。

2027年からの防衛特別所得税

2027年(令和9年)1月以後に生じる所得からは、所得税額の1%の防衛特別所得税が新設され、復興特別所得税の税率は2.1%から1.1%に下がります(課税期間は2047年まで延長)。合計は2.1%のままなので、給与から差し引かれる税額の計算方法は変わりません。2026年分は従来どおり復興特別所得税2.1%で計算します。

計算するときの注意点

  • 会社員の年税額は年末調整で確定します。毎月の源泉徴収額の合計とこの計算結果の差が、12月(または翌年1月)の給与で還付・精算されます。
  • 生命保険料控除・地震保険料控除・iDeCo(小規模企業共済等掛金控除)・医療費控除は「その他の所得控除」に入れてください。
  • 合計所得金額が2,350万円を超えると基礎控除が段階的に減り、2,500万円を超えるとゼロになります。
  • 配偶者の給与収入が136万円を超える場合は配偶者特別控除になります。金額は配偶者控除・配偶者特別控除の計算ツールで確認できます。

よくある質問

2026年の毎月の給料から引かれる所得税は減っていますか?

2026年11月までの毎月の源泉徴収額は、改正前の税額表で計算されています。改正後の基礎控除と給与所得控除は2026年12月の年末調整で反映され、払いすぎた分が還付されます。改正後の税額表は2027年1月以後の給与から使われます。

年収178万円の壁とは何ですか?

2026年分から、給与だけの人は給与所得控除74万円と基礎控除104万円の合計178万円まで所得税がかからなくなったことを指します。ただし住民税は年収119万円を超えるとかかり始めます。

復興特別所得税はいつまでかかりますか?

2026年分までは基準所得税額の2.1%です。2027年分からは税率が1.1%に下がり、期間が2047年まで延びます。同時に防衛特別所得税1%が加わるため、合計の負担割合は変わりません。

あわせて使いたい計算ツール

出典・参考資料

基準日 2026年10月13日

計算式は、この画面とは別に作成した検算表で3件以上の例を照合して確認しています。結果は入力値と公表されている基準にもとづく目安です。実際の金額は勤務先・金融機関・自治体などの判断により異なる場合があります。

誤りを見つけた場合はお問い合わせからお知らせください。確認のうえ修正し、基準日を更新します。

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